共用レンタルサーバーの特徴とリスク

共用レンタルサーバーの恐さと特徴

共用レンタルサーバーを活用するうえで、
気をつける点と、リスクについてみていきましょう。

 

サーバーリスクロゴ

共用レンタルサーバーのメリットとリスク

共用レンタルサーバーには、比較的安価で借りられること、
サーバー初心者でも、設定等が理解しやすいというメリットがありますが、
その反面、絶対に忘れてはいけないリスクもあるということを
知っていただければと思います。

 

先程もお伝えしたとおり、共用レンタルサーバーはひとつのサーバーを
多人数が共同で使用します。
マンション一棟の容量は、限られていますので誰か一人が、
その容量を圧迫するようなことをすれば、他の利用者に影響を及ぼします。

 

Aさんが運営しているサイトが、ある日突然人気となり短時間のうちに、
一斉に何十万人という方が、Aさんのサイトを閲覧しにやってきました。
当然のごとく、それを処理しようとしたサーバーには、高負荷がかかり
そのサーバー全体をダウンさせてしまう結果となってしまいました。

 

これは、Aさんが迷惑を掛けようと故意にしたことではありませんが、
Aさんの行為が目には見えない他の利用者にとっては、「何でや!」となりますよね。

 

レンタルサーバーとIPアドレス

共用レンタルサーバーでは多くの場合、
同じIPアドレスを、ひとつのサーバーで共用しています。
IPアドレスとは、「221.113.2xx.32」といったように数字で表した、
マンションの住所のようなものです。

 

あなたと同じマンションに住む人が、スパム的なメールを大量に、
無差別に送ったとしましょう。
「221.113.2xx.32」という住所から大量にスパムがやってきたとなれば、
この住所は、ブラックリスト扱いされます。

 

それだけならば、まだあなたには、それ程までには影響を
及ばさないかもしれませんが、もしこのIPアドレス(住所)単位で、
受信拒否されてしまったら・・・

 

何もしていない、あなたのメールも受信拒否した人のもとには、
届かなくなってしまいます。

 

これは、説明しやすくするために極端な例ではありますが、
共用のレンタルサーバーでは、こういったリスクもあるということは、
知っておいた方がいいです。

 

知らなかったでは、すまされない!

Movable TypeやWordPressといったようなプログラムを使うようになれば、
利用することも出てくると思いますが、
サーバー上で、定期的にCGIなどを自動的に動作させるための
cron(クロン又はクーロン)という仕組みがあります。
(cronとは、ジョブ(スクリプト)を自動実行するためのデーモンプロセス)

 

cronを利用する時は、サーバー利用者自身が動作させたい
時間間隔を決め設定します。

 

これを短時間のうちに何度も動作させると、サーバーに高負荷を掛けます。
それを繰り返していれば、あなたのサーバーアカウントが、
凍結されるということも、起こってきますので使用する際は注意してください。

 

共用レンタルサーバーでは、あなたが知らなかっただけでは、
済まされない状況になる可能性が、含んでいるということも、
頭の片隅に、置いておくといいかと思います。

 

サーバーをレンタルする場合は、必ず運営会社が提示する
規約にしっかりと目を通して、快適なサーバーライフを送って下さいね。

 

但し、サーバー管理、運営していくうえで、必要以上に怖がる必要はないです。
もし、わからない迷うようなことがあればサーバー運営会社に問い合わせて、
指示を仰げば済むことですから。

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